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2009.9.25

 今回は人工大理石の加工をご紹介しようと思います。
 カウンター等によく使われているのですが、石に比べ加工がしやすいのが特徴です。そこで曲げ加工をしてみました。
 工場にはヒートガンしかないので加工は限定されますが、いろいろ試した結果、細い形状ならヒートガンでも曲がる事がわかりました。
 木型を作り、それにあわせて慎重に曲げていきます。この時に注意したいのが、内側を熱する事。外側を熱すると曲げた時に引っ張られて割れてしまいます。またアールが小さすぎるのもダメですし、加熱しすぎると焦げてしまいます。種類によってもやりやすいものと、やいにくいものがあるみたいです。
 いろいろと勉強が必要ですね。

これがコーリアン(人工大理石)です。見た目は石っぽいですが、 いろいろな加工が容易に出来ます。  
   
ルーターマシンで穴をあけていきます。本物の石と違って容易に穴があきます。   同じく加工していきますが、これは貫通穴ではありません。  
   
トリマーでまわりをボーズ面に取っていきます。人工大理石の利
点。
  部材が加工し終わりました。細長い穴は、曲げ加工時に曲げやすいようにスリットを入れてみました。  
   
下の台は曲げ用の型になります。木製です。   このようにしてヒートガンを当て、少しずつ曲げていきます。焦りは禁物!!  
 
曲げ加工して部分が冷えるまで、クランプで押さえておきます。熱いうちはまだ柔らかいです。   スプリングバックもなく、部材としてですが完成しました。我ながらうまくいったみたいですね。白神君。
 
組上げて完成。きれいに仕上がりました。   この正体は傘立てでした。工場の玄関に置いてあります。
 
 
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